既存の洗浄方法の概要

長い間スピナーレト、パックそしてパックパートを洗浄するために次の方法を使ってきました。

  • か焼(Calcination) :
    か焼はスピナーレトを溶鉱炉タイプの箱の中で約450ー480度に加熱されて洗浄する方法です。
    480度以上に温度が上がったらスピナーレトの損傷を防止するために加熱されたスチームが火炎を 消します。
    短所 : 危険できれいに洗浄されません。
  • 塩浴(Salts Bath) :
    塩浴はNaNO3(45%)+NaNO2(45%)+NaOH(10%)を混ぜて作って400ー500度で活発に 作用します。
    ポリマーは60ー90分くらいでCO2とH2Oに分解します。
    加工後、スピナーレトに残った塩類は暑い水で洗浄して酸化物は薄い硝酸で除去します。
    短所 : 塩分によって腐食する可能性があります。
    また廃棄物の処分が非常に危険で処分費用が発生します。
  • 流動層(床) (Fluid Bed) :
    クォーツサンド粉末(quartz sand powder)は圧縮された空気によって流動されて450ー500度でスピ ナーレト洗浄します。
    ポリマーはガスーに分解されてカーボンはCOになります。TiO2のように無機物を含んでいる物質は 空気中に放出されます。
    長所 : 経済的で安全で速いです。そして完璧な洗浄の結果が得られます。
  • TEG :
    まずほとんどのポリマーを除去するためにスピナーレトをNaOH(15~20%)が含んでいる溶液に2ー3 時間浸します。それから260ー280度のTEG bathに12時間入れます。その後スピナーレトが乾く 前にアルカリ液、水、超音波タンクで連続的に洗浄します。この過程は過熱することを防いですべて のステンレススチールに適用できます。しかし時間がたくさんかかります。
    長所 : 優秀な洗浄の結果が得られます。
    短所 : 非常に危険で費用が高いです。
  • Vacuum Calciner :
    ほとんどのポリマーは低い圧力と真空状態で燃焼されます。残った物質は溶鉱炉中の水で洗浄され ます。 全自動操縦なので簡単に操作できます。
    短所 : 長時間の洗浄過程、低効率性、特に洗浄過程中に脱炭によって部品が弱くなります。